クローバーフィールド/HAKAISHACLOVERFIELD上映時間 85分
製作国 アメリカ
公開情報
パラマウント初公開年月 2008/04/05
ジャンル SF/パニック
HP監督:
マット・リーヴス出演:
マイケル・スタール=デヴィッド マイク・ヴォーゲル オデット・ユーストマン 総合:★★★☆
内容:★★☆ 俳優:★★★ 映像:★★★★
感想:独創的・怖い・衝撃的
臨場感あふれるアトラクションのような映画。
冒頭の主人公ロブの送迎会での様子やコメント撮りは、個人的には、いつもパーティなどで撮影担当していただけに、カメラ越しの映像はなんだかなじみ深い。
そして、予告編でもおなじみの「自由の女神」の頭が飛んでくる映像。
「エンパイア・ステート・ビル」や「東京タワー」よりも、インパクトがあってこれからの展開を期待させてくれる。
お金をかけた映像をこれでもか!と見せつける映画は多いけれど、この作品ではそれをあえてハンディカメラの映像でインパクトある映像を徐々に小出し。
それも地上からの映像一辺倒だけでなく、様々な角度から徐々に全体像がわかるように工夫もされていて、観客としては、もっとはっきり観せて!状態で、最初から最後まで映像に惹きつけられる。
臨場感という意味では、阪神大震災でも経験したけれど、その現場にいる当事者というのは、
意外と情報不足で全体像が見えず、何が起こっていてどうなっているかわからないもの。
そういう状況が映像を通してリアルに伝わってきました。
ハンディカメラでの映像というと、やはり思い出すのが「ブレア・ウィッチ・プロジェクト(BWP)」。
最後まで謎のまま心理的な怖さが続いた「BWP」に対して、本作品では、何か分からない心理的な恐怖から、その全体像が明らかになっていく中で物理的な恐怖やアトラクション的な要素に変わっていくところが大きな違い。
その映像は、画面揺れが激しく素人さを演出している一方で、みせるべきところはしっかりと効果的な演出がされていて、考え抜かれたプロっぽさが伝わってくる。
といっても映像の揺れは激しいので、後ろの席で観るのことをおすすめします。
そして、この映画の最も評価できる点は、テープの上書きというアイデア。
1本のビデオテープにつまった2つの日の出来事。
この手法によって、キャラクターの人間関係やストーリー性やラストへの展開もより深みあるものになっていました。
ストーリーや登場人物はというと、画面に映るキャラクターは美男美女だったり、
主人公が熱血漢だったり、お決まりなパターンであったりと、どちらかというと凄く映画的。
個人的には、画面にあんまり登場してなかったけど、空気を読まずにひたすら撮影し続ける
ハッドがお気に入りでした。
この作品では映画そのものだけでなく、映画の世界の
日系企業のサイトがあったり、
マンガだったりと、メディアミックスされているのも特徴の1つ。
「BWP」もそうだったように、こういう映画はネットなどの盛り上がりや謎解きなどの過程を
一緒にリアルタイムで楽しむのが1つの醍醐味ではないかと思います。
でもマンガを読んでみたけれど、残念ながら内容ははっきりいってチープでした。
やはり特異な映像表現があってこそなのかなと改めて感じました。
続編の話も聞かれるけれど、謎を明らかにしすぎず、謎が謎を呼ぶくらいにして、今回以上の映像表現に期待したいところです。
Youtube的ならいろんな人の視点からの映像とかでも面白そう。
日本ならニコニコ動画的映画とか?でも、みづらいね。
冗談はさておき、アイデアは既存のものの組み合わせとよくいうけれど、その言葉通り、組み合わせ次第で、既存の内容もここまで面白くできるものなのかと改めて感心しました。
配給はパラマウントだけど、USJのアトラクションにでもしてもらいたい作品でした。